そろそろ花粉症の季節ですね(;^ω^)
今日は花粉症と鍼灸の話です。
American Head and Neck Societyアレルギー性鼻炎ガイドライン2015に鍼治療が初めて掲載されました。
American Head and Neck Society(AHNS)のアレルギー性鼻炎(AR)に対する新たな臨床診療ガイドラインが発表され、
そこに初めて鍼治療がOption治療として掲載されました。
以上、『公益社団法人 日本鍼灸師学会』のページより引用。
アメリカでのお話ですが、鍼灸治療がアレルギー性鼻炎の選択肢になったという事です。
アメリカのTimes誌では2013年に
『Is Acupuncture an Antidote for Allergies?』という題で記事が載りました。
邦題は「鍼灸にアレルギーの解毒効果があるか?」という感じです。
以下和訳引用。
花粉アレルギーテストが陽性で、鼻水などの鼻の症状が見られる422人の患者を対象にした調査の結果が掲載されました。
患者は以下の3つのグループに分けられ2ヶ月間の治療を受け、症状に変化があったかどうかを調査しました。
・第1グループ:12回の鍼灸に加え、抗ヒスタミン剤を必要に応じて服用
・第2グループ:12回のツボを外して打つ偽鍼灸に加え、抗ヒスタミン剤を必要に応じて服用
・第3グループ:抗ヒスタミン剤を服用するのみ第1グループは第2、第3グループに比べて症状の大幅な改善がみられ、
抗ヒスタミン剤の服用量も最も少ないという結果が出ました。
しかし偽鍼灸を受けた第2グループも第3グループよりも症状に改善がみられ、
抗ヒスタミン剤の服用も少なかったという結果となりました。これは、鍼灸による症状の改善にはプラシボ効果も含まれているという意味でもあります。
さらに4ヶ月後に行われた追跡調査では3つのグループに大きな差異は見られませんでした。
研究員たちは鍼灸に効果があるという期待が症状の大幅な改善につながっていると推測しながらも、鍼灸が症状を緩和するのであれば、アレルギー治療のために鍼灸が持つ可能性についてもっと詳しく調べるべきだ、論文を締めくくっています。
原文はコチラのページで見られます(英語です)。
実験では鍼灸治療を受けた群は症状の大幅な改善が見られ、薬の量も減ったという事です。
この結果を受けて皆さんがどう考えるかわかりませんが、私は効果が期待できると思います。
自身は、鍼灸治療の効果を学生時代に実感しましたw
大学の1年の時にテニス部に入ってたんですが、
鼻をズルズルいわしてるのを見かねた先輩に頭にハリを刺してもらいました。
当時は全く鍼灸なんて信じてなかったんですが、見事にピタッと止まり感激したのを覚えています。むろんビビりまくったのも覚えていますが(;・∀・)
当院でも花粉症の治療は出来ますが、患者様のお手伝いが不可欠と考えています。
東洋医学では胃の不調としてとらえる事が多いので、普段の食生活が大きく絡んできます。
当院の治療に合わせて、ご家庭での養生を合わせる事でより良い効果が期待できると考えています。もし花粉症を克服したいという方がいらっしゃるならばお声掛け下さい。
全力でサポートさせて頂きます\(^o^)/
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